疲労学と脳脊髄液調整法

先日TBSテレビ「情熱大陸」に疲労学学者・近藤一博先生が出演されました。
近藤先生は疲労学の第一人者で唾液中のヘルペスウイルスのウイルス量の増減から疲労の度合いを数値化したことで大きな話題となりました。
研究が進めば、スマートウォッチで疲労度が計測できる日も来るようです!

当院の施術も患者さんの疲労をいかに取り除くかを考えていますので、近藤先生の本は拝読していますしテレビも興味深く拝見させて頂きました。

脳脊髄液調整法では、疲労により体液循環が悪くなればヘルペスウイルスが増殖して体中の弱っている所に弱い炎症を起こして様々な症状を作るので、体液循環(脳脊髄液も含む)を良くすることは施術において重要なポイントです。

20~30年位前までは背骨や骨盤の曲がりを治すことが主体でしたが、今では体液の循環を良くすることで細胞の活性化を導く脳脊髄液調整法へとシフトしました。

水の流れがうっ滞すれば澱むように、澱めばバイ菌が増殖します。
体液循環が悪くなればウイルスが増殖しますが、循環が良くなればウイルスの増殖を防いで免疫が機能しやすくなるという考えです。

地球温暖化による気象変化、生活環境の変化など、時代と共にストレスも多様化し変化しています。
そのような変化から、体内に加わるストレスも変化しています。

患者さんの症状を楽にして差し上げる目的は同じでも、
施術方法は変化してきています。

疲労学が進化していく同様、施術も進化していければと思います。